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zoom RSS [続]アニメ・ゲーム・コミック・ラノベの編集・ライター志望者の方へ

<<   作成日時 : 2014/02/28 15:02   >>

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こんにちは、シャチョーです。

先日、転載した部下コマキの文章は、おかげさまで好評のようで、
fbやツイッターなど、各所で反応をいただきました。

需要があるところに、情報を供給するのは、マスコミの務めでもありますので、
シャチョーも同じようなテーマで、むかし話をしたいと思います。
よろしければ、おつきあいください。

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シャチョーが「ねこリセット」という会社を作ってから、もう10年ほど経つのですが、
いまのオタク系業界に入ったのは、それよりもさらに10年ほど前になります。
(歳がバレますね…!)
当時はまだ、JICC出版局という会社名だった、現在の宝島社にて、
とあるゲーム雑誌スタッフの面接を受けたのが、きっかけでした。

「編集になりたいの? ライターになりたいの?」という問いに、
「ライター」と答え、その編集部から仕事をもらうようになりました。
新作ゲームを紹介する記事です。
ゲームが大好きだったシャチョーは、その仕事に夢中になりました。
発売前のサンプルロムを、大喜びでプレイしてました。

でも、半年もすると、紹介記事を作る素材の中に、サンプルロムを見つけると、
うんざりした気持ちを抱くようになってしまいました。
当時、シャチョーが請け負っていた仕事は、1ページで8本のゲームを紹介する記事で、
それを6〜8ページほど担当していました。
単純計算で、1ヵ月に50〜60本の新作ゲームと向き合うことになります。
サンプルロムがあると、それを遊ばねばならず、時間を食ってしまうのです。

単純に、発売前のサンプルロムが「おもしろくない」のも苦痛の原因でした。
その代表的な理由が、以下の3つです。

1.内容そのものがおもしろくない
2.完成前なのでバランスが悪い、あるいは途中で止まる
3.内容に興味がない

考えてみれば当たり前なのですが、仕事でやる以上、消費者と違って「拒否権」がないのですね。
「つまらないから遊ばない」という行為が許されないのです。
だから、そのゲームの内容が、ルールもよくわからない「競輪」だったり「囲碁」だったりしたときは、
ルールを必死で調べたり、頭に叩き込んだりしました。
この新作ソフト紹介記事は、2年くらいずっと担当していたのですが、
おかげさまで雑学知識がものすごく増えました(笑)

好きで始めたはずなのに、しんどさを感じたり、嫌いになったりする。
それが、「憧れを仕事にする辛さ」の正体です。

オタク系業界、あるいは出版業界に入りたい理由は、人それぞれです。
「アニメが好きだから」、「本が好きだから」、100人いたら、100通りの理由があるでしょう。
でも、それを仕事にすることは、見たくない面も見させられることを意味してます。

「本が好きだから」と語る人の前で、売れない本が大量に廃棄されていく現実――
「アニメが好きだから」と語る人の前で、アニメ制作者が最底辺の生活を送って磨り減っていく現実――

最初から、それを受け入れる覚悟を持つことは、難しいかもしれません。
シャチョーもそうでした。
だからこそ、憧れの業界に入ったときは、「簡単に逃げない覚悟」を持ってください。
これは、なにも低い待遇に甘んじろと言っているわけではありません。
同じような業種、似たような他業種でも、勤務する会社規の模を替えれば待遇はよくなります。
ちょっと業界にいただけで、知った風になって、勝手に絶望しないでください、と言っているのです。

辞めるにしても、辞め方というものがあります。
普通のアルバイト、あるいはそれよりも失礼な辞め方をしていく人が、本当に多い業界です。
辛くても、ギリギリのところで踏みとどまって、自分も含めた環境の改善を模索する。
それが、ウチの会社も含めた、オタク系あるいは出版業界が、本当に欲しいと思う人材なのです。

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